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過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は肉体的にも精神的のもつらい疾患ですが漢方薬が有効な疾患のひとつです。
漢方修徳薬局ではストレスや不安、緊張などのメンタルを整えながら、胃腸の機能を整え下痢や便秘、腹痛など症状改善を目指していきます。

最近では、脳と腸の働きには関係があると言われています。（腸脳相関）

ストレスや不安、緊張が加わると過敏性腸症候群などのように腸の動きが不安定になり「下痢、便秘、腹痛、ガスがたまる」などを繰り返します。
逆に、腸内環境（腸内フローラ）が乱れていると不安、緊張、イライラなどのメンタルが不安定になりやすくなると言われています。

「朝トイレにこもる」、「通勤通学中の下痢」「授業中、会議中の腹痛」など近年、その増加は顕著で、特に子供、若い人からの相談も増えています。

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過敏性腸症候群に効果的な漢方薬

自律神経の調整を得意とする漢方薬は、過敏性腸症候群にも有効です。
過敏性腸症候群でお悩みの方には肉体的にも精神的にもケアが必要になります。
体質や症状に合わせた漢方薬で改善できる疾患です。
個人差や症状の程度にもよりますが多くの方が数ヵ月〜半年ほどで症状は緩和していただいております。

過敏性腸症候群は、
『脾気虚タイプ』…もともと腸が弱い人に多い
『脾陽虚タイプ』…もともと腸が弱く冷えている人に多い
『脾虚肝乗タイプ』…もともと腸が弱く、些細なストレスや緊張で下痢をする
『肝気横逆タイプ』…ストレス、緊張で下痢、便秘、ガスを生じる
などさまざまなタイプがあります。
実際には２〜３種のタイプが組み合わさっている方がほとんどです。
下記にタイプ別に書いておきます。

脾気虚（ひききょ）タイプ

脾気虚とは消化器系の機能が弱い体質です。
消化菅での吸収の機能が低下して生じる下痢。
このタイプは、もともと胃腸が弱く、食べると排便したくなる、暴飲暴食をすると下痢をする、慢性反復性の下痢、軟便傾向の方が多いです。
その他、元気がない、疲れやすい、お腹が張りやすいのも特徴です。
治療法は、胃腸の機能を高めて便通を正常化する漢方薬を用います。

脾陽虚（ひようきょ）タイプ

脾陽虚タイプは、脾気虚が進行して消化菅での吸収機能が低下しているだけでなく温める力の不足によって胃腸をはじめ全身が冷え冷えの状態です。
このタイプは、もともと胃腸が弱くさらに冷えているのが特徴です。冷えによる腹痛や下痢（消化不良)、便秘が特徴です。温めると軽減します。
その他、手足の冷え、元気がない、疲れやすい、お腹が張りやすいのも特徴です。
治療法は、胃腸を温め代謝や循環を高めて吸収を正常化にする漢方薬を用います。

脾虚肝乗（ひきょかんじょう）タイプ

脾虚肝乗タイプは、もともと消化器系の機能が弱い体質（脾気虚）のため、肝（自律神経）の機能を制御できず、何もストレスがなかったり、ちょっとしたストレス、緊張、不安、心配、情緒の変動ですぐに下痢をする。
その他、元気がない、疲れやすい、お腹が張りやすいのも特徴です。
治療法は、胃腸の機能を高めつつ、ストレスを和らげ便通を正常化する漢方薬を用います。

肝気横逆（かんきおうぎゃく）タイプ

肝気横逆タイプは、もともと脾気は正常で消化吸収機能は低下していませんが、強いストレスなどによって胃腸機能が乱れ下痢や便秘、ガスを生じます。
このタイプは、もともと胃腸は正常だが、強めの精神的ストレス、緊張、情緒の変動などにともなって腹痛、腹鳴、下痢、便秘、下痢便秘交互が生じスッキリ排便できない。日頃からストレスを感じやすかったり、女性ではホルモンバランスの影響を受けるのも特徴です。
治療法は、精神的ストレス、緊張を和らげ過敏になった胃腸機能を整え便通を正常化する漢方薬を用います。

代表的な漢方薬

桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯、小建中湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、黄耆建中湯、参苓白朮散、六君子湯、人参湯、扶陽理中、真武湯、玄武温陽、大建中湯、半夏瀉心湯、柴胡疏肝湯、柴胡桂枝湯、逍遥散、香蘇散など

※漢方薬は個々の判断で選択しないで漢方薬の専門家に相談してください。

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過敏性腸症候群でお悩みの方へのアドバイス

過敏性腸症候群はストレス、緊張、不安などが原因と考えられておりますが、暴飲暴食、冷たい水分の摂りすぎ、タバコ、生活の不摂生、過労なども症状悪化につながりますので気を付けてください。

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過敏性腸症候群は体質に合わせた漢方薬で改善できます。
お気軽にご相談ください。

TEL　0594-21-8993