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三重県桑名市の漢方薬局。不妊(子宝)、自律神経失調症、更年期障害、アトピー、皮膚疾患、ガン相談など。

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機能性胃腸症と漢方薬non ulcer dyspepsia

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機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)とは

吐き気がする女性

胃もたれや胃痛が続くと「ガンではないか?」「胃潰瘍ではないか?」と心配になると思います。そこで、病院で内視鏡検査(胃カメラ等)や血液検査をしても、胃や大腸などに炎症や潰瘍、ガンなどの器質的な異常が認められないものを「機能性胃腸症」といったり「機能性ディスペプシア」といいます。
日本人の4人に1人がこのような症状を訴え、今後も増加傾向にあるとみられています。

これまでは、このような症状を訴える人は「慢性胃炎」や「神経性胃炎」などと診断をさることが多かったのですが胃に炎症がないのに「胃炎」という診断はおかしいということで、最近では「機能性胃腸症」と呼ぶようになってきました。

機能性胃腸症は3つのタイプがあります。

運動不全タイプ
吐き気、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、胃もたれ

潰瘍症タイプ
空腹時や夜間にみぞおちの痛み、重苦しい痛み

逆流症状タイプ
酸っぱいものが込み上げる、胸が熱くなる

日本では運動不全型が全体の約6割を占めています。

機能性胃腸症の原因は?

運動機能不全(胃腸の働きが悪い)、胃の知覚過敏、胃酸分泌、ピロリ菌、ストレスや不規則な生活が原因と言われています。
「ストレスで胃が痛い!」という言葉をよく聞くように胃腸はストレスの影響を受けやす臓器です。ストレス社会の現代では今後も増加傾向にあるとみられています。

検査しても異常がない胃腸のトラブルは漢方薬がよく効きます。

検査しても異常がないのに、食欲が出ない、胃がもたれる、吐き気がする、胃が痛む、胸やけがするなどの機能性胃腸症でお悩みの方は、漢方治療が効果的です。
当店でも相談件数が多い疾患です。比較的、改善しやすい疾患ですので宜しければご相談ください。

機能性胃腸症に用いる漢方処方はたくさんあります。体質と胃腸の状態を見極めてより適切な漢方薬を飲んで頂く事が大切になります。下記にタイプ別に記載しておきます。

食欲不振タイプ

「もともと胃腸が弱く少食なのか?」「疲れがたまっていないか?」「ストレスや不安感が原因なのか?」などなど食欲が無くなる原因はたくさんあります。その方の体質や食欲不振の原因に合わせて漢方薬をお選び致します。

胃もたれタイプ

暴飲暴食をして胃がもたれる場合は食生活を気を付ければいいのですが、「少し食べるだけでも胃もたれる」、「あっさりした食べ物を食べても胃もたれる」場合には漢方治療が有効です。
胃の血行を促進し消化機能を高める漢方薬を中心にその方の体質や胃もたれの原因に合わせて漢方薬をお選び致します。
ストレスを感じやすい方にはストレスを緩和し自律神経を調整する漢方薬も有効です。

お腹が張る、ガスがたまりやすいタイプ

「お腹が張って苦しい」、「お腹にガスがたまって苦しい」、「お腹が重苦しい」などでお悩みの方も多くおります。もともと胃腸の機能が弱かったり、ストレスや冷えなどによって胃腸の機能が衰えるとこのような症状がおきやすくなります。漢方では脾胃気滞といいます。
胃腸の気の滞りを改善し消化機能を高める漢方薬を中心にその方の体質や原因に合わせて漢方薬をお選び致します。

吐き気、嘔吐タイプ

吐き気や嘔吐の原因には、胃の冷え、胃内停水、ストレス(自律神経の乱れ)などがあります。
胃を温める漢方薬、胃に停滞している水分を代謝しやすくする漢方薬、自律神経を調整する漢方薬などを中心にその方の体質や吐き気の原因に合わせて漢方薬をお選び致します。

胃痛タイプ

胃痛の原因には、胃の冷え、ストレス(自律神経の乱れ)などがあります。
胃を温める漢方薬、自律神経を調整する漢方薬などを中心に、その方の体質や胃痛の原因に合わせて漢方薬をお選び致します。

胸やけタイプ

「暴飲暴食による胸やけ」、「少し食べるだけでも胸やけする」、「あっさりした食べ物を食べても胸やけする」場合は漢方治療が有効です。
胸やけの原因には、暴飲暴食、胃熱、胃の冷え、ストレス(自律神経の乱れ)などがあります。
消化を高める漢方薬、胃にこもった熱を冷ます漢方薬、胃を温める漢方薬、自律神経を調整する漢方薬などその方の体質や胸やけの原因に合わせて漢方薬をお選び致します。


機能性胃腸症による食欲不振、胃もたれ、お腹の張り、膨満感、吐き気、嘔吐、胃痛、胸やけは漢方薬で改善しやすい疾患です。
普段から胃腸に自信がない方はこの機会に漢方薬で胃腸強化をしてみませんか。


機能性胃腸障害でお悩みの方へのアドバイス

  • 食事
    ・三食規則的に食べるように心がけましょう。
    ・ゆっくり時間をかけて良く噛んで食べましょう。
    ・食べ過ぎは胃腸に負担がかかるので、腹八分目を心がけましょう。
    ・脂っこい食べ物やや香辛料は控えめにしましょう。
    ・卵、豆腐、鶏肉、うどん、白身魚等、消化の良いものをおすすめします。
  • 正しい生活リズムを保ちましょう
    慢性的な睡眠不足やストレスは機能性胃腸症を悪化させる可能性があります。睡眠を規則正しくとったり、趣味を見つけてストレスをためないようにしましょう。

胃腸の弱さから解消された喜びの声


検査しても異常がないのに・・・ 症例1

72歳 女性

【症状】

2年ほど前から胃痛、食欲不振、胃のつかえ・張り・重苦しさ、胸やけ、嘔吐があり病院で検査しても異常がありませんでした。

【漢方薬を服用してから】

胃の不快な症状がたくさんありましたので、まずは胃腸機能を高める漢方薬を中心に、不安感、ゆううつ感、不眠症、だるさなどもありましたので自律神経を整える漢方も同時に飲んで頂きました。
《漢方薬を飲んで1ヵ月後》
少しずつ食欲が出てきてたと同時にだるさがとれ声に張りが出てきました。

《漢方薬を飲んで2ヵ月後》
胃痛、胃のつかえ、胃の張り、胃の苦しさ、胸やけも改善し元気になって頂けました。

その後は、時々吐き気がする時もあるようですが、すぐに治まるようになり漢方服用前のような激しい症状で悩まなくなって頂けました。本人様の希望でその後も1年半漢方薬を継続して頂き、ほぼ症状が改善しました。

10年以上続く胃腸トラブルが改善 症例2

38歳 女性

【症状】

10年以上前から胃腸の調子が悪くて苦しんでいました。
症状は、胃がムカムカし焼けるような感じ、胃が張ってガスがたまる、胃がドーンと重苦しい、胃がちゃぽちゃぽして胃内停水がある、便秘と下痢を繰り返すなどがありました。

【漢方薬を服用してから】

胃腸の動きが悪いために起きている胃の不快症状でしたので、香附子、半夏、陳皮、厚朴、大腹皮などで胃の動きを促進する生薬を中心にその他の体質も考慮した漢方薬を飲んで頂きました。
《漢方薬を飲んで1ヵ月後》
全般的に少しずつ症状が緩和しました。

《漢方薬を飲んで3ヵ月後》
胃がドーンとすることもなく、胃腸の症状は改善しました。

10年以上前から続いて胃腸の不快な症状が3ヵ月で改善して頂けました。
胃腸疾患には漢方薬がよく効きますのでお困りの方はぜひ漢方相談をおすすめします。

胃もたれ、3日連続嘔吐が改善 症例3

59歳 女性

【症状】

もともと、胃もたれしやすい体質だったが、最近では月に1〜2回胃もたれするようになり3日連続して嘔吐することもありました。
疲れたり、胃腸が冷えたりすると特に吐きやすいようです。

【漢方薬を服用してから】

頻繁に嘔吐をしているので半夏、陳皮、生姜など吐き気止め生薬を配合した漢方薬と胃の消化機能を高める熊参丸を飲んで頂きました。
《漢方薬を飲んで2週間後》
ここ2週間は吐いていない。

《漢方薬を飲んで1ヵ月後》
胃もたれが改善され吐くことはほとんどなくなりました。

《漢方薬を飲んで4ヵ月後》
胃もたれ、吐き気は改善しました。

その後も本人様の希望でしばらく漢方薬を継続して頂きました。


機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)は体質に合わせた漢方で改善できます。
お気軽にご相談ください。

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