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三重県桑名市の漢方薬局。不妊(子宝)、自律神経失調症、更年期障害、アトピー、皮膚疾患、ガン相談など。

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気管支喘息(ぜんそく)と漢方薬bronchial asthma

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気管支喘息(ぜんそく)とは

気管支喘息は、常に気道に炎症が起きており、粘膜が過敏な状態になっております。そこに、刺激が加わると気道が狭くなり咳、痰、呼吸困難などの発作が起こります。
漢方薬で治療する場合には、喘息発作が出ている発作期と喘息発作が落ち着いている慢性期で用いる漢方薬が異なります。詳しくは下記の漢方薬で治す気管支喘息をご参照ください。

【気管支喘息を悪化させる原因】

  • アレルギー
    ダニ、ハウスダスト、カビ、花粉、ペットのフケなど日常生活のありふれた物質がアレルギー物質になることが多々あります。 毎日掃除機をかけることで症状は軽減できます。
    喘息の方の6割〜7割はアレルギーが関与していると言われています。特に幼少期に発症する喘息の大半はアレルギー型のようです。
  • 感染症
    風邪を引いて気管支が炎症すると発作がおきやすくなります。風邪予防や風邪を引いても早めに治療することで喘息発作を予防することができます。
  • 運動
    運動することで気道が乾燥したり冷たい空気を吸い込むことで喘息発作が起こりやすくなります。これを運動誘発喘息といいます。マラソンやサッカーなど過酷な運動は発作がおきやすいと言われています。水泳は気道が乾燥しにくいので発作がおきにくいと言われております。
  • 大気汚染
    排気ガス、タバコの煙は喘息発作の原因になります。 喘息の方がみえるご家庭では禁煙をして頂く事をおすすめします。 線香や花火の煙、殺虫剤、香水も喘息発作の原因になることもあります。
  • 気象条件
    春や秋の季節の変わり目、朝よ夜の気温差が大きい日、台風、冬の乾燥した冷たい空気に反応して喘息発作が出やすくなります。
  • ストレス 、過労

気管支喘息の西洋薬治療

西洋治療薬には発作を予防するための薬と発作が起きた時の薬があります。
昔は喘息の治療には気管支拡張剤が主流でした。しかし、現代では喘息の方は常に気道に炎症が起きており、粘膜が過敏な状態になっていることが分かっているので吸入ステロイド剤が主流になっています。

発作を予防するための薬

  • 吸入ステロイド薬
    気道の炎症を抑える作用があり、喘息予防薬の基本的な薬です。中断すると効果が無くなってしまうため長期間毎日続けることが大切です。
    (フルタイド、パルミコート、アズマネックス、キュバール、オルベスコ、フルタイドエア)
  • 抗アレルギー薬
    気道の炎症の原因となるアレルギー反応を抑える薬です。
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬
    気道の炎症の原因となるアレルギー反応を抑える内服薬です。
    (オノン、シングレア、キプレス)
  • テオフィリン徐放製剤
    気道を広げる作用と、炎症を抑える作用の両方を持っています。徐々に溶けるタイプの内服薬で、作用が長時間持続します。 (テオドール、テオロング、ユニフィル、スロービッド、ユニフィルなど)
  • 長時間作用性β2刺激薬
    基本的にステロイド吸入薬と併用して用い、単剤で使用することはしません。吸入薬、貼り薬、内服薬があります。(ホクナリン、セレベントなど)

喘息発作時の薬

  • 短時間作用性β2刺激薬

漢方薬で治す気管支喘息、小児喘息

漢方では喘息発作を起こすのは必ずしも呼吸器系の虚弱性だけでなく、胃腸系をはじめ体質や精神面にも問題があると考えます。
喘息発作が続いている場合は、麻黄剤(小青龍湯、五虎湯、麻杏甘石湯など)を中心に用い、まずは喘息症状を緩和していきます。発作が落ち着いている時には喘息が起きにくい身体づくりをしていく事が大切です。とにかく根気よく漢方薬をお飲み頂く事が大切で、まずは、6ヵ月は様子をみて頂ければと思います。その後も、季節の変わり目、冬の冷たい空気など喘息を引き起こす時期の経過を見ながらしばらく継続して漢方をお飲み頂く事をおすすめしております。

喘息の根柢には【気虚】体質が存在します。【気虚】体質の人は疲れやすい、体力がない人が多いです。また、もともと元気があった人でも、慢性的な睡眠不足やストレスによって気が不足して喘息を引き起こすことがあります。気を補う漢方薬や痰を除く漢方薬を飲んで頂く事で喘息発作が起きにくい体質になって頂けます。また、ストレスで悪化する方はストレスを緩和する漢方薬が効果的なこともあります。

気管支喘息、小児喘息にみられる体質は【肺気虚】、【脾気虚】、【肺陰虚】、【腎陽虚】などがあります。これらの体質を改善することで喘息発作が起きにくくなります。
気管支喘息、小児喘息は、漢方薬が有効な疾患で、私ども漢方修徳薬局でも多くの方にお飲み頂いております。体質に合わせた漢方薬で喘息体質を改善してみませんか。

気虚(ききょ)タイプ

気虚とは気が不足していることですので、元気がなかったり、気力がないのが特徴です。
症状としては、元気がない、気力がない、疲れやすい、無力感、声に力がない、口数が少ない、動きたがらない、風邪を引きやすい、食欲不振、息切れしやすいなどの傾向にあります。
気虚にはさらに【肺気虚】と【脾気虚】があります。

肺気虚(はいききょ)

季節の変わり目に風邪を引きやすい方は、気虚の中でも肺気虚タイプのことが多いです。肺に力をつけるために補肺益気作用の漢方薬が効果的です。根気よく服用して頂く事で喘息発作が起きにくい体質になってきます。

脾気虚(ひききょ)

胃腸が弱い方は、気虚の中でも脾気虚タイプになり補気健脾作用の漢方薬が効果的です。この補気健脾作用の漢方薬は痰の生成を抑制し喘息発作を起きにくくします。

肺陰虚(はいいんきょ)タイプ

肺の陰液不足によるもので、気管支の粘液分泌不足や気管支の慢性的な炎症が関与しています。
症状としては、 乾いた咳、無痰あるいは少量の粘った痰、かすれた声など。
養陰止咳作用の漢方薬が効果的です。


腎陽虚(じんようきょ)タイプ

お年寄りに多いタイプです。年をとると呼吸機能が低下し、息切れを起こしたり喘息発作を起こすことがあります。痰が多い傾向にあります。
温補腎陽作用の漢方薬が効果的です。


喘息でお悩みの方へのアドバイス

  • 掃除機はこまめにかけましょう<
    ハウスダストやカビも喘息の原因になります。毎日、掃除機をかけるようにしましょう。できればじゅうたんやカーッペットよりはフローリングのが良いです。
  • マスクをしましょう
    花粉や黄砂が飛ぶ季節は特にマスクをして外出しましょう。
  • 暴飲暴食は控えましょう
    暴飲暴食は胃腸に負担をかけ痰を生じやすい体質になり喘息が治りにくくなってしまいます。
  • 正しい生活リズムを保ちましょう
    睡眠をしっかりとって疲れをためないようにしましょう。

気管支喘息、小児喘息が改善した。喜びの声

(漢方薬の効き目や、改善までの時間は個人差があり、全ての人が同じように効果を感じられるわけではないということはご了承ください。)

気管支喘息 症例1

70歳代 女性

【症状】

2年ほど前に喘息と診断を受けロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン)を服用しています。
昼間はそれほど咳き込まないが夜間に咳き込むことが頻繁にあり、喘鳴(ヒューヒュー)がし、透明の薄い痰があります。

【漢方薬を服用してから】

喘息の体質改善の漢方薬と痰を除く漢方薬を飲んで頂きました。
漢方薬を飲んで1ヵ月後・・・昼間の咳き込みはほとんどなくなりました。ただ、痰が粘っこく切れにくいため夜間は咳き込みやすいとのことですので、気道に潤いを与え痰の切れを良くする漢方薬に変えました。
漢方薬を飲んで2ヵ月後・・・痰の切れが良くなって夜間の咳き込みも減りました。
漢方薬を飲んで3ヵ月後・・・喘鳴(ヒューヒュー)が減ってきました。
漢方薬を飲んで6ヵ月後・・・昼間、夜間ともに喘息発作が無くなりました。

その後も喘息発作が出ないように継続して漢方薬を飲んで頂いております。春先、花粉の影響で咳き込みやすい時期もあり、一時的に発作時に飲んで頂く漢方薬(麻黄剤)を飲んで頂き軽減して頂けております。

気管支喘息 症例2

50歳代 女性

【症状】

毎年、梅雨期と秋に喘息の発作が出る方です。今回は8月に風邪を引いてからヒューヒューと息苦しく、粘っこい緑色の痰がからみ、喘息発作が続いて夜も熟睡できませんでした。
全身症状は、やせ気味、胃腸虚弱、疲れやすい。

【漢方薬を服用してから】

喘息発作が続いていましたので、まずは喘息発作を落ち着かせる漢方薬(麻黄剤)と痰を除く漢方薬を飲んで頂きました。
漢方薬を飲んで14日後・・・風邪を引いてから続いていた咳が軽減し、夜眠れるようになりました。
漢方薬を飲んで1ヵ月後・・・喘息発作はほとんど起きなくなりました。

その後は胃腸を丈夫にし体質改善する漢方薬を継続してお飲み頂き、喘息発作が起こらなくなりました。


気管支喘息、小児喘息は体質に合わせた漢方薬で改善できます。
お気軽にご相談ください。

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